建設会社の事業計画書②【福岡・税理士】

税理士の高島です。

建設会社が事業計画書を作成するときに

意識していただきたいのは、

「どのような工事を中心にするか」ということです。

私のクライアントでも、売上は増加したのに、

原価も多くかかり、結果、粗利益はあまり変わらなかった

ということがあります。

その原因について、確認してみるとやはり

「得意でない工事だったため、原価多くかかった。また手直しも多かった」

というようになっています。

売上を増やすことは大切ですが

経営の目的は売上を増やすことではなりません。

売上から原価を引いた粗利益によって、

会社は生きています。

粗利益を多くするためにはどうすればいいのか、

お客様に喜んでもらう工事を安く仕上げる。

これを実現するためには、

中心にする工事を決めなければいけません。

自社が一番得意としている工事で、

競争相手と比較しても選ばれている工事は何か。

これを調べて、事業計画書を作成する際には

ぜひ織り込んでください。

  令和2年6月6日 税理士 高島聖也