建設会社の事業計画書⑤【福岡・税理士】

税理士の高島です。

前回、事業計画に「中心客層を明確に」という内容を記載しました。

できれば元請工事業を目指しましょう。ということを

述べたのです。

リフォーム工事でも細分化して事業を行いましょうと

お伝えしていたのですが、

福岡は大きな市場になるので、リフォーム工事一つとっても

とても多くのライバル会社がいます。

その中で戦っていくためにはどのようにするかを決定していく

必要があります。

中心客層をより明確化にする必要があります。

この時に大切になるのが、

「お客様の声」です。

創業社長以外には、すでにお客様がいます。

お客様にとって、選んで注文をくれているのですから、

その中にヒントがたくさん隠されています。

私も「不動産専門税理士」ということで創業したときに

不動産オーナーといっても実は

地主オーナーやサラリーマンオーナーなど

さらにその中でも区分されます。

また、地主オーナーでも

相続税が心配なオーナーもいれば相続税は

そこまで心配でないというオーナーもいます。

また家督相続を考えているオーナーもいれば、

家族平等に相続することを望んでいるオーナーもいるのです。

事務所の経営資源と私自身の過去の経験から

地主オーナーで相続税が心配なオーナーを対象に

することにしました。

そうするとそのようなオーナーからはとても喜ばれるように

なるとともに、不動産オーナーの悩みが分かってきました。

また共通する悩みになりますので、

その悩みを一つ解決すると次の不動産オーナーにも応用できる

という形で、非常に効率的であることも分かってきたのです。

これは税理士事務所の事例ですが、

建設会社にも応用できると思います。

自社の経営規模と社長の過去の経験、そしてお客様の声を

もとに自社が有利に戦える客層・業界を見つけてみてください。

  令和2年6月7日 税理士 高島聖也